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きれいな海をみんなで守ろう!(つなぎこみのお願い)
きれいな海をみんなで守ろう!
公共下水道が整備され、終末処理場で汚水を処理することができる区域を「処理区域」といいます。みなさまの地域で公共下水道の工事が終わり、使用ができるようになりましたら、処理区域になったことを公示によりお知らせします。
さまざまな機能・役割をもつ下水道ですが、市民のみなさまに利用していただかなければその力を発揮できません。特に、くみ取り便所や単独浄化槽をご使用の場合は、生活雑排水(お風呂や台所などの排水)がそのまま川や海へ流れているため、川や海が汚れる主な原因になっています。
『きれいな海はわたしたち津久見市の宝です!』
わたしたちには、このきれいな海を守り、次の世代へ渡していく責任があります…
法律上も下記のような接続義務があります。
公共下水道が利用できる方で、下水道につなぐ工事(排水設備工事)がまだお済みでない方は、一日も早く工事を行っていただきますようお願いいたします。
【法律上の接続義務】
◆くみ取り式便所は、処理区域になって3年以内に下水道へのつなぎこみが義務付けられています。(下水道法第11条の3)
◆処理区域になったら、浄化槽は遅滞なく(おおむね一年以内に)下水道に接続するよう定められています。(下水道法第10条)
◆処理区域内で家屋の新築等をされる場合は、すべて水洗便所にしなければなりません。(建築基準法第31条)
なにげなく流しているものが…
川や海の汚れは工場などの排水が汚していると思われがちですが、実はわたしたちの日常生活からでる生活排水が汚れの大きな原因なのです!
わたしたちが、1日に使う水の量は1人あたり200リットルといわれ、その中に含まれる汚れBod(汚濁物質量)は40gあります。
その内訳は、トイレからが13g(32.5%)で生活雑排水によるものが27g(67.5%)と台所などから出る生活雑排水が汚れの主な原因となっています。
魚がすめるBod濃度は5mg/リットル以下、悪臭がしはじめる濃度は10mg/リットルといわれていますが、普段なにげなく流している生活雑排水をそうした濃度以下にするには多量の水が必要となります。
たとえば、牛乳コップ1杯(200ミリリットル)を魚が住める水質にするためには、浴槽(300リットル)10杯分もの水が必要になります。
(環境省 浄化槽管理者への設置と維持管理に関する指導・助言マニュアル 参照)