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市道岩屋線道路改良事業について
市道岩屋線道路改良事業とは
市道岩屋線道路改良事業は、津久見小学校及び津久見中学校の児童・生徒の通学路に指定されている市道岩屋線(延長330メートル)について、道幅の拡幅や歩道の整備などの道路改良を行う事業です。本事業によって、より安心・安全な通学路となるよう整備することを目的としています。
併せて、本事業は、県道佐伯津久見線から市中心部を通り、国道217号へ至るアクセスを改善することで、市中心部のにぎわいにつなげることも目指しています。
これまでの経緯
平成29年台風第18号災害
津久見川・彦の内川河川激甚災害対策特別緊急事業
再度このような浸水被害が発生することを防ぎ、地域住民の安心と安全を守るため、大分県が主体となって、津久見川・彦の内川河川激甚災害対策特別緊急事業<外部リンク>(以下「激特事業」)による津久見川の拡幅をはじめとした改修工事が行われました。
この激特事業の主要工事の1つである、市道岩屋線にかかる新港橋の架け替え及び幅員を12.0メートルに拡幅する工事計画を契機に、津久見市においても、新港橋がかかる市道岩屋線の課題を解消するため、道路改良事業の検討を開始しました。
市道岩屋線道路改良事業
この課題を解消するため、市道岩屋線を新しく架け替えられる新港橋と同様に、幅員12.0メートル、両側に歩道を備えた安心・安全な通学路となるよう道路改良事業を行うこととし、令和元年7月26日に地元説明会を岩屋公民館で行いました。
岩屋三差路にラウンドアバウトを導入
岩屋三差路(交差点)の形状については、令和2年6月26日に開催した第2回地元説明会において、旧第一中学校方面と駅方面を結ぶルートを優先する案、旧第一中学校方面と千怒方面を結ぶルートを優先する案、それとラウンドアバウト交差点の3案を提示し、それぞれのメリット・デメリットを示しながら意見交換会を行いました。
その結果、どの方向から来る車両も必ず徐行をする必要があり、「重大事故の抑制につながる」「移転となる家屋数が少ないほうがよい」などの意見を多くいただいたことなどから、交差点の形状はラウンドアバウトを導入するという方向で進めることとしました。
令和3年3月18日、大分県警察本部との協議を経て、大分県内で2例目となるラウンドアバウトの導入が決まりました。
岩屋三差路ラウンドアバウトイメージ [PDFファイル/798KB]
岩屋三差路のラウンドアバウト化工事が完了

津久見市グランドデザイン構想での位置づけ
この間、津久見市では、都市計画に関する基本方針である「津久見市都市計画マスタープラン」の改訂を行い、令和4年度を基準として以後10年間で取り組む必要のある事業を市民に分かりやすく伝えるため、「津久見市グランドデザイン構想」の策定を進めてきました。
「津久見市都市計画マスタープラン」では、JR津久見駅から概ね半径1km以内のエリアを本市の都市づくりの拠点となる「市中心部」と位置づけました。
また、「津久見市グランドデザイン構想」では、各分野の市民の皆さんとのワークショップでの意見を踏まえ、「市中心部」の将来像を「津久見の顔となるにぎわいと活力を創造するまちづくり」として掲げました。
市道岩屋線道路改良事業は、この津久見市グランドデザイン構想において、市中心部への円滑な移動に貢献する事業として位置づけられており、にぎわい創出にも期待がかかります。
今後の予定
(工事)
令和 6年10月 : 工事開始(ラウンドアバウト部分)
令和 7年 3月 : 工事終了(ラウンドアバウト部分)
令和 7年 4月 : 工事開始(津久見駅側部分)
令和 8年 3月 : 工事終了(津久見駅側部分)
令和 8年 4月 : 岩屋踏切拡幅工事(JR九州による事業)
令和 9年 3月 : 市道岩屋線道路改良事業 終了
(説明会)
令和 元年 7月26日 : 第1回地元説明会(終了)
令和 2年 6月26日 : 第2回地元説明会(終了)
令和 3年 3月11日 : 第3回地元説明会(終了)
令和 3年 4月16日 : 第1回住民説明会(終了)
令和 6年10月15日 : 第4回地元説明会(終了)
令和 6年10月24日 : 第2回住民説明会(終了)
工事期間中においては、通行止め等の交通規制を行います。
市民のみなさまにはご不便をおかけし大変申し訳ございませんが、引き続きご理解ご協力をお願いいたします。
なお、交通規制や説明会については、市報、連絡報及びホームページなどで事前にお知らせいたします。