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また戻ってきてね ウミガメの放流会
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更新日:2019年9月27日更新
取材日誌678
9月16日の朝、高浜海岸に産卵していたウミガメの赤ちゃんが「ふ化」し、その日の夜、たくさんの人が見守る中、「ウミガメの放流」が行われました。
今年の7月24日に産卵が確認でき、高浜海岸にウミガメが上陸したのは、約3年ぶりで、全部で114個の卵が砂浜に埋まっていました。約2か月間もの間、台風が接近した際には、砂を入れた箱を安全な場所へとすぐに移動できるよう、区民の方を中心に見守ってきました。
この日、約50匹のウミガメの赤ちゃんが生まれ、集まった子どもたちに1匹ずつ手渡されました。砂浜に優しく帰された赤ちゃんは、「がんばれー」という声援を受けながら、懸命に手足を動かし、海に帰っていきました。
生まれた赤ちゃんたちは、世界中の海を巡った後、約15~20年後に、再び高浜に戻ってくる可能性もあるということで、子どもたちが大人になっても、この日のことを覚えてくれていたら嬉しいですね。