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介護予防推進員研修会「口は災いの元?」
令和6年度 津久見市介護予防推進員第2回研修会
令和6年11月28日、津久見市内の介護予防推進員を対象に研修会を行いました。
研修として、津久見市医師会立津久見中央病院の竹下泰医師と、平山翔言語聴覚士より講話をいただきました。
演題 口は災いの元
・講師 津久見中央病院 内科 竹下泰 医師
・内容 『ゴクリ』
「口は災いの元?」というテーマのもと、「お口のお手入れを怠るといろんな病気になってしまうよ」という戒めのお話をいただきました。ゴクリ下手(嚥下障害)の早期発見、ゴクリ(ごっくん)下手になる原因についての説明、お口の健康状態が全身に与える影響、歯がないと起こる全身への悪影響などさまざまなことを教えていただきました。
NSTとは
現代の病院では、患者様の栄養状態を管理する目的で『NST:栄養サポートチーム』が活動しています。
津久見中央病院では、平成18年4月より、医師・看護師・管理栄養士・言語聴覚士・薬剤師・放射線技師・検査技師・事務職などで構成するNST活動を始めました。
嚥下勉強会『ゴクリ』
高齢化が進む中、嚥下機能障害を有する患者様が増えました。嚥下の問題は院内だけでは解決不十分であり、家庭や施設での取り組みも必要であるという観点から、院外施設の方々を対象に嚥下勉強会「ゴクリ」を立ち上げました。
平成28年10月18日に第1回の勉強会を開催し、今回で15回目になります。
演題 飲み込みを良くしよう
・講師 津久見中央病院 平山翔 言語聴覚士
・内容 摂食嚥下障害と嚥下を防ぐ方法
摂食嚥下とは何か、摂食嚥下障害になると誤嚥を引き起こし誤嚥性肺炎を生じてしまうことなどについてお話いただきました。
また、誤嚥を防ぐために食事の姿勢を工夫すること、嚥下訓練として、実際に食べ物を飲み込むことで摂食嚥下機能を改善させる直接訓練と食べ物と使わずに嚥下機能・能力を高める事を目的とした間接訓練の方法も学ぶことができました。