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令和7年7月3日、鳩浦いるかサロン参加者を対象に嚥下勉強会『ゴクリ』を開催し、18名の方が参加しました。
講師は津久見市医師会立津久見中央病院の竹下 泰医師、神田 知哉言語聴覚士 です。
・講師 津久見中央病院 内科 竹下 泰 医師
竹下医師からは、天寿をむかえる直前まで元気でいる「ピンピンころり」を目標に、自立した生活ができるための講話をしていただきました。
ピンピンころりを目指すためには、栄養状態をよくしないといけない。
栄養状態が悪化する原因に、「ゴクリ下手(嚥下障害)※」があり、「ゴクリ下手(嚥下障害)※はピンピンころりの敵」であるとし、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因にもなることを教えてくださいました。
※ゴクリ下手とは嚥下障害の状態のことをいう。
・講師 津久見中央病院 神田 知哉 言語聴覚士
元気で暮らすためには、食べることが大事。
言語聴覚士という専門職の視点で、食べること、飲み込むことの大切さをお話していただき、「ゴクリ下手(嚥下障害)」を予防・回復させるために、飲み込むための筋力を鍛える体操や唾液腺マッサージ、口腔の清掃などの方法を教えていただきました。
高齢化が進む中、嚥下機能障害を有する患者様が増えました。
津久見中央病院では、嚥下の問題は院内だけでは解決不十分であり、家庭や施設での取り組みも必要であるという観点から、院外施設の方々を対象に嚥下勉強会「ゴクリ」を立ち上げました。
昨年度から地域の方たちも対象に嚥下勉強会(健康講話)を実施しています。