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令和7年2月27日、網代サロン参加者を対象に嚥下勉強会『ゴクリ』を開催し、22名の方が参加しました。
講師は津久見市医師会立津久見中央病院の三代言語聴覚士、川野言語聴覚士 です。
・講師 津久見中央病院 三代 言語聴覚士
川野 言語聴覚士
・内容 飲み込み(ゴクリ)の機能と嚥下体操
元気で暮らすためには、食べることが大事。
言語聴覚士という専門職の視点で、食べること、飲み込むことの大切さをお話しく下さり、
飲み込むための筋力を鍛える体操や唾液腺マッサージの方法を教えていただきました。
参加者からは、たくさんの質問もいただきました。
質問1「朝・昼・晩、嚥下体操を行うと良いタイミングはありますか?」
回答1 いつ行ってもよいですが、特に効果的なのは食事前です。食事前の準備体操として行うとむせ込み予防になります。
質問2「毎日歯磨き3回が難しい場合は代わりにうがいでも効果はありますか?」
回答2 どうしても難しい場合は洗口液を含み『ぶくぶくうがい』が良いです。
口、のど周りの筋力が低下していると、ガラガラうがいをした時に誤嚥してしまいます。むせこみやすい人は特に「ぶくぶくうがい」を勧めます。
高齢化が進む中、嚥下機能障害を有する患者様が増えました。
津久見中央病院では、嚥下の問題は院内だけでは解決不十分であり、家庭や施設での取り組みも必要であるという観点から、院外施設の方々を対象に嚥下勉強会「ゴクリ」を立ち上げました。
今年度から地域の方たちも対象に健康講話を実施しています。