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位置と自然

印刷ページ表示 更新日:2019年10月1日更新

位置

津久見市の風景1

 本市は、県の中心都市大分市から南東に約30キロメートルの豊後水道に面した海沿いの都市であり、北に臼杵市、南に佐伯市と境を接している。市内にはJR日豊本線が通っており、津久見駅と日代駅が存在している。大分駅まで普通で約1時間10分、特急で約45分の距離にある。道路は大分・臼杵方面へは臼津バイパス(国道217号)が通っており、車で大分まで約1時間15分となっている。佐伯方面には、県道佐伯津久見線が平成5年改良開通した。また、平成13年には東九州自動車道津久見インターの供用開始により、所要時間は大分市まで約30分、福岡市まで約2時間30分に短縮。さらに平成27年の東九州自動車道全線開通によって、宮崎市までの所要時間が約2時間30分と大幅に短縮された。

風光明媚な自然 

津久見市の風景2 市域は、東西28キロメートル、南北12キロメートル、総面積は79.50平方キロメートル(令和元年10月1日現在)である。
 豊後水道に面した津久見湾の湾口部を囲うようにして半島部の典型的なリアス式海岸が伸び、それを更に鎮南山、姫岳、碁盤ケ岳、彦岳といった600~700メートルの山地が三方から馬蹄型に囲んでいる。島しょ部は、南の四浦半島の延長に保戸島、北の長目半島の延長に地無垢島、沖無垢島と合計3島がある。美しいリアス式の海岸線が、山地斜面のみかん栽培の段々畑とコントラストをなしており、ブルーとオレンジの風光明媚な景観を構成している。
 市街地を形成する平坦地は、山地が海に迫っているため、青江川、津久見川の谷底平野と海岸線の小さな平地に限られている。津久見港が津久見湾の湾奥部に位置し、全体に海底が深く天然の良港となっている。
 日豊本線と津久見港に挟まれた石灰石採掘場(水晶山)から南西へ胡麻柄山、碁盤ケ岳を経て臼杵市に至るまで幅約1キロメートル、長さ約10キロメートルの石灰石の巨大な岩体が横たわっているが、石灰石の採掘による地形の人工改変により、日々その形態を変えている。
 九州のなかでも大分県は、日本の「懐」というべき瀬戸内海や豊後水道に面し、台風の襲来や冬の厳しい季節風から守られているため、比較的温暖な気候に恵まれ、自然災害も少ないと言われるが、県南に位置する本市は、そのなかでも気候条件はかなり穏和であり温暖である。