冬季に多発 ノロウィルスに注意
冬季に多発しやすいノロウイルス感染予防対策の徹底を
ノロウイルスは、カキなどの二枚貝の体内で濃縮される感染力の強いウイルスです。このウイルスに汚染された貝を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合や二次感染により発症します。少ないウイルス量で感染し、抵抗力の弱い高齢者等が感染すると重度化するおそれがありますので、注意が必要です。
●主な症状 吐き気、おう吐、下痢、腹痛
(症状は1~2日間だが、その後週間~1ヶ月間ウイルスを排泄)
●潜伏時間 24~48時間(平均36時間)
●二次感染 1. カキなどの二枚貝を処理した調理器具や感染した手指等を介する食品汚染 2.患者の便や吐ぶつ中のウイルスが付着したトイレのドア等をさわることによる接触感染や、乾燥して空中に舞ったウイルスによる経口感染。簡単に人から人へ伝播
●流行期間 特に11月から3月までの冬季に流行
食品調理時の衛生管理
1.調理者は、下痢、嘔吐などの症状があるときは、調理作業に従事しないようにし、早めに医療機関で受診しましょう。ノロウイルスに感染していても、症状を示さない不顕性感染の場合があるので注意が必要です。
2.用便後や下痢嘔吐を呈した患者の世話をした後などは、手指がウイルスに汚染されている可能性が高いので、特に手洗いを十分にしましょう。
3.最終工程で加熱されない食品(サラダ、和え物、果物、ケーキなど)を取り扱う場合は、使い捨て手袋やマスクを着用し、食品がウイルスに汚染されないようにしましょう。
4.まな板、包丁、食器、ふきん等は熱湯消毒(85℃以上で1分以上)が有効です。
調理器具は、洗剤などで洗浄後、次亜塩素酸ナトリウム溶液(塩素濃度約0.02%…12%原液3cc(市販のハイターの場合は8cc)に水を加えて2リットルに)で浸すようにふき取りしてください。
各種施設等の衛生管理
1.入居者、職員等の手洗い・うがいの励行。 健康管理の徹底。
手洗いのタイミング:食事の前、トイレの後、調理の前など
2.患者の便や吐ぶつを処理する時は、使い捨ての手袋とマスクを着用し、ペーパータオル等で静かにふき取ります。処理後は、手洗いとうがいを十分に。部屋の換気も忘れずに。(ペーパータオル等は次亜塩素酸ナトリウム溶液(塩素濃度約0.1%)に5~10分つけた後、処分)
3.汚れた床、洗面所などはすぐに清掃・消毒します。吐ぶつが付着した床などは、次亜塩素酸ナトリウム溶液(塩素濃度約0.02%)で浸すようにふき取り。必ず手袋とマスクを着用し、部屋の換気を十分に!